2012年02月06日

一年前の今日Vol.3

 一年前の今日(2月5日)は手術後回復室でとにかく寝ていた。寝ることしかできなかった。右の鼻から流動食用のチューブ、リンパ節を取った際の傷跡に差し込んであるドレーン、左腕には点滴チューブが、そして尿道カテーテルが股間から出ていて、ベッド脇の点滴台の下のビニールパックに尿が溜まっている。そういえば看護師さんが夜中に何度か確認していた。首のドレーンは左右から傷口に差し込んであり、胸の辺りで一本のチューブにつながっている。これも胸の辺りの円いプラスチック容器につながっていて赤黒い液体が溜まっているのがわかった。これも看護師さんが量を確認している。

 尿道カテーテルが入っているおかげで、尿意をまったく感じなかったことに感心した。でもこれを抜くことを想像すると、一物が縮むむ思いだ。

 確か午後だったと思うが、看護師さんに着替えるように言われて持参してきた下着とパジャマに着替えた。着替えは看護師さんに手伝ってもらいながらベッドに横たわったままやった。少し体を拭いてもらい・・・ではなく、熱いタオルをもらって自分で体を拭いた。これも回復する一つの練習なんだろうと思った。背中は拭いてもらった。

 しばらくして、病室に移動します。と言うことで、このままベッドに寝たまま移動かなと思ったら、「歩いていけそうですか?」と看護師さんが訊くので、恐る恐るベッドから足を出して立ってみると、以外にもしっかり立つことができたので、点滴のぶら下がる台を左手に持ちながら、看護師さんに付き添われながら、のろのろ回復室を出てエレベーターに乗り、14階の病室へ行く。病室は4人部屋だが、2人並んで向かいに2人だが、2人と2人の間に壁のあるタイプの部屋だった。私は口の中を手術したので、しゃべれない。うなずくか、喉の奥から声を出して質問に応じるくらいだ。ベッドに横たわり、看護師さんが燈床台や体につながったチューブ類、点滴の確認をしてくれ、私はまた眠りに落ちた・・・・・。

 各病室のドアは開放されていて、閉まることは無く、少し離れた個室の病室から年配の女性のうめき声が聞こえてくるのには、痛々しさが募った。それは今でも耳に残っている。
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posted by キ-84 at 00:06| 神奈川 ☁| Comment(0) | 回想録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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